パンをふんだ娘

このタイトルを聞いて、ピンとくるかな。
分からない人は、ここを見てね。

パンをふんだ娘

後は、Youtubeに動画があるから、それを見るのが1番手っ取り早いね。
ただ、結構強烈な印象を受けると思うけど。

俺はこの影絵劇のNHK教育テレビを、幼稚園で見せられたんだ。
多分、同じような体験をしている人も多いと思う。
幼稚園の時の記憶なんて、ほとんど残ってないけど、これを見た記憶は、しっかり残っているんだ。
なんせ、幼稚園児には、あまりにも刺激が強い内容だったから。

まず、強烈なのが、主題歌のインパクト。
これ、あまりにも怖いでしょ。
曲は美しいけどさ。
じごくに~お~ち~た~、とか、普通童話でやるかい?
このフレーズが、ずっと頭にこびりついていたんだ。

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そして、主人公のインゲルが地獄に落ちたのは、パンをふんだことが直接の原因だったようだけど、これはキリスト教の教義としては、神を冒涜するに等しい行為となるようなんだ。
でも、キリスト教徒でない人が多い日本人には、理解されにくいよね。
作者であるアンデルセンは、クリスチャンだったんだろうね。
日本人からすれば、常日頃からの悪事が積もり積もって、最後にパンをふんでジ・エンドって解釈しがちだよね。

それでインゲルは最終的には心を入れ替えて、小鳥となってパンくずを拾い集めては飢えた鳥たちに分け与え続け、彼女が分け与えたパンくずの量が、かつて彼女が踏みつけたパン一斤の量と丁度同じになった時、彼女は罪を許され、天国へと召されていったわけなのよね。
でもさ、これ、影絵劇見ていると、ちっともハッピーエンドに見えないよ。
普通なら、人間に戻って改心して暮らすじゃん。

俺がこの影絵劇から感じ取ったメッセージは、一度犯した罪は、決して許されることはない、だったね。
だから罪を犯すな。
その通りなんだけどね。
キリスト教の教義としては、救われているのだろうか。

この影絵劇が怖いのはもちろんなんだけど、今になって思えば、この影絵劇を、こどもにんぎょう劇場として、ごく普通に放送していたNHK教育のスタッフが1番怖いわ。

それにしても、アンデルセンの童話って、救いがない。
暗く、陰鬱。
そんなアンデルセンが、大好き。

パンを~ふんだ~むすめ~♪

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