空想能面アーリーリタイア5

街の風景まで違って見える。
実際は同じだが。
仕事という鎖から魂が解放されるとこんな気分になるのか。
さて、そろそろ昼だ。
祝賀会を兼ねたランチといこうではないか。

もう12時を回っていることもあり、飲食店はどの店も大抵混んでいそうだ。
俺は混んでいる店に入るのを嫌う。
店員がバタバタしているのを見ていると、料理の味がしないんだよ。
あと、元気すぎる店は駄目。
店に入った瞬間に、いらっしゃいませー!!!、みたいな。
気後れする。

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だが、最も嫌いなのは、行列に並ぶことだ。
なぜ飯を食うのに並ぶ必要があるのか?
その並ぶ時間が惜しいとは思わないのか。
そして並んだ先に待ち受けるのはプレッシャー漂う店内の雰囲気である。
さっさと食ってさっさと出ていけといわんばかりの雰囲気。
なぜ楽しいはずの食事に苦痛を味わわなければなれぬのだ。

さてどうしよう。
腹が減った。
だが見渡す限り、どこも店内は混んでいる。
コンビニか?
コンビニも混んでいる。
混んでいるコンビニも嫌いだ。

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