ゼネラル・エレクトリック(GE)凋落から考える、無限ナンピン問題

ゼネラル・エレクトリック(GE)の凋落が凄まじい。
株価はダダ下がり、配当はほぼ無配にまで減配。
業績も悪化の一途を辿る。
もはやこいつにどんな成長を期待すればいいと言うのか。

最初は冗談でGEやばいと言っていたが、マジでやばくなったきたな。
本当に創業100年を超える大企業が、破綻してしまうのだろうか。
しかもほんの2年前には、長期リターンにおいてS&P500を上回るような優良銘柄だったはずだ。
財務的にも、数年前までは健全だったんだ。

特に、伝説のCEO、ジャック・ウェルチがいた頃は、鬼のようなリターンを誇っていた。
もしこの頃から日本でも今のように米国株投資が盛んに行われていたなら、日本の米国株投資家の大多数はGEをポートフォリオに入れていただろう。
当時はFAANGもなかったし、イケてる銘柄の代名詞だったろう。
正直、俺だって買っていたと思う。
そしてバイアンドホールドした結果を考えると、恐ろしい。


GEのように優良銘柄と言われていたものでさえ、わずか数年間の間でこういう事態に陥ってしまうことが考えられるのだ。
GEを笑っている奴は多いが、これはどの銘柄にでも起こり得ることだぞ。
例えディフェンシブ株でも、可能性はゼロではない。
だからこそ俺は、分散投資をしている。
そこで多少リターンが犠牲になろうとも、仕方ない。
それが俺の能力に合った運用方法だ。
こう見えて、投資では意外と謙虚なんだ。
生き残りたいからな。

それで、例えば10銘柄に均等分散投資して、その1つがGEで、破綻したとする。
これだけならば全体で10%のマイナスに過ぎないから、そんなにダメージは受けない。
しかし、その前に無限ナンピン問題が発生するのだ。

俺の戦略では、均等分散投資している銘柄の中で保有比率最低のものを、入金次第追加投資するようにしている。
ということは、GEのようにダダ下がりの銘柄があった場合、追加投資はそればっかりすることになるのだ。
これが無限ナンピン問題だ。
そしてGEが破綻した場合、表面上は全体の10%のマイナスと言いながらも、実際はガンガン行ってきた追加投資の資金が全部無駄になるのだ。
これが痛い。

均等分散投資している銘柄の中で保有比率最低のものを、入金次第追加投資する、という買い方自体は、ポートフォリオ内の「相対的な」割安株を買うことができるから、俺は有効だと感じている。
ただ、一度糞株に捕まると、ひどい目に遭うわけだ。

その問題に対する現在の俺の答えは、以下のようなものだ。
ちゃんと答えを出すのがその辺の奴との違いだ。

俺はそもそも時価総額業界1位の銘柄を買うようにしている。
それが2位になって落ち着くか、3位になったら買い替えようと思っている。
2位になってすぐでは、また1位に早いうちに舞い戻る可能性もあるからな。
2位になって落ち着くという表現は少しアバウトだが、少なくとも3位になったら買い替えるのは分かりやすい。
そして、今のGEは、工業セクターでの順位を大分下げている。
つまりこの考えなら、ある程度の損害にはなっただろうが、損切りすることで、無限ナンピン問題に直面せずにすむことになる。

俺はファンダメンタル分析にせよ、一個人が得られる情報などたかが知れていると思う。
だからあまり細かい部分の数字にとらわれ過ぎないように、最低限必要なポイントを押さえて、あとはなるべくシンプルな運用を心掛けていきたい。
細かい数字にこだわった方がいいと思い込んで悲観的になり、売りを迷う投資家。
これからもこの企業のサービスを利用し続けていきたいと考えている、株のことなど全く興味のない消費者。
客観的にしっかり見ることができているのは、後者であるパターンが多いように思う。

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