調べてみた

DIA対QQQ対SPY、最強のETFはどれか?長期リターンを比べてみた

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今回は、インデックス投資の代表的ベンチマークである、ダウ、ナスダック100、S&P500の長期リターンを調べてみようと思う。

インデックス投資には反対の立場だが、基準として知っておくことは有意義である。

今回もまた、バックテストツール、PORTFOLIO VISUALIZERを使用する。

そして、それぞれに対応するETFで調べていくことにする。

なぜETFかと言うと、ダウやナスダック100は、ETFでないと2000年まで遡れないのだ。

ダウ、ナスダック100、S&P500をそれぞれ、DIA、QQQ、SPYにすると、2000年からのデータを取ることが可能となる。

QQQが2000年以降は遡れないので、2000年からしか比較できない。

それで、QQQの他に、ナスダック100に連動してかつもっと古くまで遡れる投資対象を見つけられなかったので、ナスダック100連動としてQQQを採用することになり、2000年から比較することにする。

S&P500ETFがVOOやIVVでないのは、2000年まで遡ることができないからである。

SPYもVOOもIVVもほぼ変わらん。

こまっけえことは気にするな。




SPYなら、2000年まで遡ることができる。

SPY単体ならもっと前まで遡れるが、今回は比較しなければいけないので、2000年からということで。

期間は、区切りよく10年刻みということで、2000-2019、2000-2009、2010-2019という区切りでやってみる。

2000-2019なら、2000年1月から2019年12月末まで、ということだ。

それに加えて、参考までに、2000-2020.4、2010-2020.4も調べてみる。

コロナショックもあったし、直近のデータということで。

2000年からスタートだと、少し期間が短い気もするが、2000年にドットコムバブルが崩壊するから、それはキャッチできている。

そしてドットコムバブル以前の暴落と言えば、年単位で見れば、オイルショックのあった、1973-1974年まで遡る必要がある。

逆に言えば、オイルショック以降はドットコムバブルまで暴落はないので、そのドットコムバブル、そしてリーマンショックという2つの大きな暴落を含んでいるこの期間は、検証するに当たって、なかなか信頼のおけるものではないかと思う。

なお、ルールはいつもの通りである。

期間の初めに10,000ドルを投資して、配当再投資して、期間終わりの時点での年平均リターンを比べる。

では、前置きはこれくらいにして、結果発表といこうか。

結果は、以下の通りだ。

期間 DIA QQQ SPY
2000-2019 7.01% 5.01% 5.97%
2000-2009 1.14% -6.42% -1.01%
2010-2019 13.22% 17.83% 13.44%
2000-2020.4 6.10% 5.09% 5.37%
2010-2020.4 11.12% 17.57% 11.93%

うむ、まず、DIAとSPY。

これに関しては、それほど変わらない印象を受ける。

強いて言えば、2000-2009はDIA優勢、2010年以降はSPY優勢と言ったところか。

2000-2019より、2000-2020.4の方が両者の差が縮まっている。

そして、異質なのがQQQである。

QQQは2000-2009で、ドットコムバブルの影響を受けて、大きく下げている。

そして、2010年以降は、大きく上げている。

コロナショックでも意外なディフェンス力を見せて、かなり強い印象のあったQQQだが、2000-2019という長い期間で見ると最下位である。

コロナショックで健闘した時期を含む、2000-2020.4という期間で見ても、差は縮まったとは言え、依然最下位のままである。

つまり、それくらいドットコムバブル、暴落のダメージはでかかったということだ。

この表を見る限り、DIAは、下げ相場に強く、上げ相場に弱いと言えそうだ。

これは、DIAは、ディフェンシブ高配当株の割合がQQQ、SPYより高いことが関係していると思われる。

ただ、今回のコロナショックでは今のところ1番下げているので、あくまで長期的に見た一般的な傾向と言える。




SPYは、DIAより少し下げ相場に弱く、少し上げ相場に強いと言えそうだ。

DIAに比べて少し、だ。

QQQは、下げ相場に弱く、上げ相場に強いと言えそうだ。

ドットコムバブルの時はもちろん、リーマンショックの年、2008年も年リターンは、DIA -32.16%、QQQ -41.73%、SPY -36.81%と、QQQは最下位に甘んじている。

そしてリーマンショックの翌年、2009年の上げ相場では、DIA 22.75%、QQQ 54.68%、SPY 26.36%と、QQQは他を圧倒している。

コロナショックでは今のところQQQは好調であるが、この傾向が続くとは思わない方が良さそうである。

下げ相場に弱く、上げ相場に強い。

これがQQQの20年超の歩んできた道なのだから。

俺は、近頃のイケイケのQQQを目の当たりにしてきたので、長期リターンもQQQが他よりいいだろうと思っていたのだが、検証してみればあらびっくり、確かに上げ相場では他を圧倒しているが、下げ相場を含む長期間で検証すると最下位に終わっていることが分かった。

もしこれから先、暴落が来なければQQQのターンは続くだろう。

それが10年続けばDIAやSPYに長期リターンでも大差をつけるかも。

だが、暴落が来れば逆にパフォーマンスは他と比べて落ちるだろう。




え?コロナショックでは下げなかったから大丈夫だって?

MAGAに代わる企業なんてそう出てこないからQQQは安泰だって?

あんた、今までの俺のブログ記事を見てきたの?

今のところコロナショックでは下げてないけど、過去2度の暴落では1番下げてるって書いたよね?

それのダメージが酷くて長期リターンではDIAやSPYに負けてるって書いたよね?

鉄板と思われた株がガンガン順位を落とし、新たな力に取って代わられた、その栄枯盛衰を、米国株オールスターで見てきたよね?

それでもまだ、QQQは特別、MAGAは特別、と言うのかな?

確かにそうかも知れない。

未来は誰にも分からない。

だが、歴史は繰り返すとも言うよ?

だから、特別扱いは怪我の元かも知れない。

俺は、歴史は繰り返すと思っている。

いや、これまでの結果を見れば、嫌でもそう思わざるを得ない。

だから、俺がもしインデックス投資家なら、QQQに投資するなら暴騰の直前に買って、暴落の直前に売るよ・・・って、俺、そんな器用な真似はできないな。

となると、DIAを選ぶかな。

2つの暴落を挟んだ期間で、1番優秀なリターンだからね。

暴落時も下げは小さめで、他に比べて心穏やかに過ごせるはず。

多分。

でも、所詮インデックス投資。

たかが知れてるね。

俺なら選ばない。

でも、この世に投資対象が3つ、DIA、QQQ、SPYしかないのなら、仕方なくDIAを選ぶと思うよ、俺は。

俺ならこうする。

当たるも八卦当たらぬも八卦。

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