ウォール街で勝つ法則の最新英書版を解読して、自らの血肉と変えた

シーゲルと並ぶ長期投資データ分析の鬼、オショーネシーの最新英書を読んだ。
タイトルはWHAT WORKS ON WALL STREET,FOURTH EDITION、ウォール街で勝つ法則の第4版だ。
出版が2011年と少し古いが、日本語版は1996年までのデータだったので、それに比べればかなりマシだ。
日本語版から有効な戦略な変わっていないか、気になっていたんだ。
日本語版を読んだ後だから、データの変化を調べるのは簡単だと思ったんだ。

だがな、今回はしんどかった。
最初から結論が知りたくて最後の方の戦略ランキングを見たのだが、そこにあったのはTrending Value Portfolioという文字だった。
何のこっちゃ分からん。
日本語版のシャープレシオ、つまりリスクの割りにリターンが優れている戦略の1位は、統合基本投資戦略というもので、(他にも条件があるが)バリュー株とグロース株を半々に持つものだったが、Trending Value Portfolioとは名前が違う気がする。
逆引き的に調べてみても、Trending Value Portfolioの実態がよくつかめない。

仕方なく、ネットで英語版のサイトを見たり、本書を最初から読む(ほぼデータとその解説部分のみ)内に、恐らくの概要がつかめてきた気がする。
適当な解釈なので当てにはするなよ。


Trending Value Portfolioは以下のように構成する。
まず、全銘柄の中から、PBR、PER、PSR、EBITDA/EV(これの調べ方はよく分からん)、PCFR、配当利回りという6つの要素を平均したランキングで、上位10%に入ること。
配当利回りは高い方がよくて、他は低い方がいいということだろうな。
その中で6カ月間の値上がり率が最も高い25銘柄を均等に買う。
多分1年ごとにこれを繰り返して、ポートフォリオを入れ替える。

大体こんなところだろう。

実際のところ、俺は1年ごとに機械的にポートフォリオを入れ替えるつもりはないし、25の銘柄に分散投資する気もない。
だが、そうでなくても役に立つ事実が分かってくる。
それはたった一言で表現できる。

安い時に買えば、安定して儲かる可能性が高い。

使い古された言葉を、データが実証した形だ。
最新英書版では配当利回りが要素として入っていることで、バリュー株の方が少し有利な印象を受ける一方、6ヶ月間の値上がり率はグロース株の方が有利そうだから、バリュー株だけでなくグロース株でも安く買えば儲かることを示しているだろう。
そして日本語版にあった統合基本投資戦略の優位性も変わっていないだろう。

だから、今のような好況期にはバリュー株、不況期になったらグロース株を買う方がいいのだろうが、それは勇気のいることだ。
馬鹿とか危険とか言われながらやるわけだからな。

できたら、この英書、もっと優秀な人間が分かりやすくブログで紹介してほしい。
俺にはこれが限界だ。
需要はあると思うぜ?
この件については、後は頼んだ。

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