シーゲル銘柄の問題点

俺はシーゲルが大好きだ。
だからこそ敢えて言わせてもらおう。
シーゲル銘柄の問題点を。

シーゲル銘柄は1957年にS&P500に採用された銘柄の中から、著書執筆時点(最新で2012年)までのリターン上位20位を並べたものだ。
アルトリア・グループ(MO)、コカ・コーラ(KO)、ペプシコ(PEP)、ファイザー(PFE)、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)などがある。
ここで長期的な高リターンをもたらしてきたこれらの銘柄を買おうとするのは間違いではない。
だが、重要な点を見落としている。

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それはシーゲル銘柄が、1957年のS&P500生き残り銘柄しか対象にしていないということだ。
つまり、その当時にS&P500銘柄ではなかった、例えばジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)やマクドナルド(MCD)は、その対象ではないのだ。
そして調べてみると分かることだが、1970年から現在までを基準とした場合、ジョンソン・エンド・ジョンソンやマクドナルドの長期リターンは、シーゲル銘柄第3位のコカ・コーラを上回っている。

俺の言いたいのは、1970年から現在までを基準としたS&P500生き残り銘柄のリターン順位は、シーゲル銘柄の順位と変わってくるし、同様に、1980年から現在、1990年から現在までを基準とした場合も変わってくるということだ。
また、S&P500ではなく全てのアメリカ株を対象とした場合も、順位が変わる可能性がある。
どの期間で見るか、どの規模で見るかで変わってくるということだ。

シーゲルの功績は間違いなく素晴らしい。
だからこそ、鵜呑みにするのではなく、自分なりの投資手法を確立する必要がある。
シーゲルはヒントをくれた。
自分がそれを発展させるということだ。
単純に気になる銘柄の1970年から現在、1980年から現在のリターンを調べるだけでも、別の風景が見えてくる。
調べ方?
そこまでは教えない。
自分で調べろ。
それが投資家の最低限の仕事だ。


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