おはよう、ドクター霧末だ。
今日は日曜日。
つまり株価は動かない。
明日の朝も動かない。
だが、ブログは書きたい。
だから今朝の米国株市場以外のことを書こうと思う。
動かぬ株価に縛られるおまいらの心境は、さながら刑の執行を待つ囚人の如し、かな。
そんな大げさなもんでもないか。

さて、まず私生活のことであるが、休日なので動きは穏やかである。
できたら一生この生活を続けたいのだが。
しかも昨日は週一回だけ好きなものを食べられる日、チートデイだった。
週一というとストイックな印象を受けるかも知らんが、毎日好きなものを食えばそれほど感動はない。
週一だからこそ得られる感動、味覚。
特別なものはいらない。
身近に用意できるもので十分だ。
真のグルメとは高い料理を食べ漁り難癖をつけることではなく、美味と感じるコンディションに己の体調を整えて食べ物をいただく。
俺はそういうことだと思っている。
チートデイは素晴らしい。
食べることは素晴らしい。

では投資トークを始めよう。
今日は、レバレッジETFについて語りたいと思う。
何となくそういう気分なのである。

おまいらも知っての通り、1ヶ月ほど前まではレバレッジETF、特にTECLが大人気であった。
猫も杓子もTECL。
3/1のハイボラなTECL。
なぜTECLが人気だったかと言うと、SPXLよりリターンの面で爆発力があるからだ。

豚

ところが現在、TECLに自らの夢を託したロジカリスト達の多くが、レバ豚炒めにされてしまった。
つまり、このところの急落、いや、急落にも入らんな、下落、ちょい下げか、に心と計画を乱されてしまい、投げ売ってしまったか、または固まってしまい追加投資に踏み切れずにいるのだ。
これがロジカルと現実の差(ロジカライズ・ガップ)である。

では、レバレッジ戦略が有効かどうかを俺なりに検証してみよう。
まず、TECL、SPXL。
このいずれかのみを保有し続け爆益を狙う戦略。

お馴染みのバックテストツール、Portfolio Visualizerを使うね。
条件は、初期費用10,000ドルをぶちこんでのバイアンドホールド。
税金や手数料は考慮しない。
結果は以下の通り。
r1

青がTECL、赤がSPXL、黄がS&P500である。
縦軸の桁が違うことに注意な。
r2

縦軸を調整するとこんな感じ。
随分印象が違う。
r3

年次リターン。
TECLが凄まじい。

表が横長で貼り付けにくいので貼らないが、
年平均リターンはTECL +47.53%、SPXL +31.14%、S&P500 +13.75%だった。
最大ドローダウン(下げ率)はTECL -49.67%、SPXL -49.16%、S&P500 -18.17%だった。
つまりリターンは特にTECLが凄まじくSPXLも凄いが、下げる時はS&P500の2倍どころか3倍近くも下げている。
もしTECLかSPXLだけに集中投資している場合、こりゃあきっついでえ。
結果で見りゃあ爆益だが、この下げに耐えられるかな。
しかもこの設定期間って、リーマンショックを含まないアゲアゲ♂タイムやったんやで。
それですらこの現象。
そりゃあ今回のちょい下げで多数の脱落者が出たのも納得やわ。

それで、もう1個最近よく見るパターン。
それは、TECLまたはSPXLに、TMFを組み合わせるやつ。
要は反対の値動きを期待できるもの入れて下落に強くしようってことやな。
そんでリバランスしてどちらかに偏り過ぎないようにすると。
大体この戦略使うやつはワケワカラン数式とかグラフこねくり回す奴ばっかりなんやけど、わしはシンプルイズベストや。
ロジカルを直感的に話すで(白目)
このパターンでは、シャープレシオっていう、値動きの割にリターンが大きいかどうかを表す数字を重視する。
同じリターンなら、値動きは小さい方がいいってことやな。
この考え方はレバレッジ以外でも大事よ。

それで、TECLもしくはSPXL:TMF=50:50
くらいが今大雑把に見てみたらシャープレシオ的には優秀かなって感じたからこれで検証するお。
リバランスは月1でやって50:50の割合を保つようにするお。
結果は以下の通りだお。
r4

青がTECL:TMF=50:50
赤がSPXL:TMF=50:50
黄はS&P500である。
r5
r6

TECL:TMF=50:50が1番成績いいわね。

年平均リターンは、TECL:TMF +36.75%、SPXL:TMF +30.56%、S&P500 +14.12%だった。
やはりTECLか。
最大ドローダウンは、TECL:TMF -25.66%、SPXL:TMF -19.49%、S&P500 -16.31%だった。
うん、TMF入れるとマシになったね。
特にSPXL。
ただ忘れてはいけないのは、S&P500よりは下げていること。
しかもこれは上げ相場の期間やからね。
さらに、リバランスの時の税金とか手数料も入ってない。
さらにはさらにはレバレッジETFは利上げに弱い性質がある。
この辺の詳細は他のブログを適当に読んでくれ。
簡単に言うと、金利が例えば10%とか超えてしまうと、TECLやSPXLがあんまり値上がりしない♂恐れがあるってことや。
上がらんTECLはただの豚やろ?
そういうこっちゃ。

大分長くなって飽きてきたからもう省略するけど、例えばTMF入れずに、TECL:VOOとか、SPXL:VTIとか、こういう組み合わせをすると、上げ相場の時は確かにTMFみたいにリターンの足を引っ張ることはないけど、下げる時はVOOやVTI単体より下がることは理解できるよね?
つまり、市場平均より下がる精神的負担はかかるってこっちゃ。

それで話をまとめると、今例えば一旦、持ち株全部売却して有り金握りしめてTECLやSPXL単体、もしくはTECL:TMFやSPXL:TMF、TECL:VOOなんかに全部ぶちこむと、下げ局面で市場平均以上の苦しみを味わうことになる。
俺はそれが耐えられんから、こういう戦略は取らん。

私はロジカリストだから大丈夫です(眼鏡クイッ)って思うんならやってみたらいい。
ロジカルがマジカルになるか焼き豚になるかはあなた次第です。
く、そ、そんな馬鹿な、た、確かにデータでは・・・みたいに、漫画で主人公にやられるイキりデータマンにならんことを心の底からお祈りしておくからね。

冗談はさておき、俺はレバレッジETF投資家をインデックス投資家と同じとみなしていない。
レバレッジETF投資家も、十分闘う投資家である。
むしろ最前線で闘っている。
だから、レバレッジETF投資家は好きや。
色んな意味で。
ただ、鼻糞みたいな額のレバレッジETFしか持ってないのに一丁前に語り出す奴がよくおるけど、あんなもんレバレッジETF投資家に入らんで。
ただのインデックスインベスター(笑)やがな。

レバレッジETF投資家の、いや、ETFじゃなくてもいいや、レバレッジ投資家の未来を祈願して、合掌!

みんな不幸にな~れ